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今年のセンター英語出題者はモーヲタだった!?

1 :名無し:03/01/22 01:24 ID:pvn3LWtK
第6問の長文にkaoriとnatsumiが登場してます。

http://www.yozemi.ac.jp/nyushi/center/mondai/eigo/mon6.html

2 :名無し募集中。。。:03/01/22 01:25 ID:/d2WDcD4
センター英語出題者の中の人も大変だな

3 :名無し募集中。。。:03/01/22 01:27 ID:6iEcdFwO
从*・ 。.・从 <3トワマミー

4 :名無し募集中。。。:03/01/22 01:27 ID:1AJTRS/L
4thいきまっしょい!

5 :名無し募集中。。。 :03/01/22 01:30 ID:R0yczwZg
5こにいるぜ

6 :紺紺紺 ◆CTiAsamiK. :03/01/22 01:45 ID:0w7OmHaq
こんこん

7 :名無し募集中。。。:03/01/22 01:55 ID:XFpNAPpl
センターの英語って何分?ちょっと試しにやってみようと思ったのだが
制限時間がわからん。

8 :名無し募集中。。。 :03/01/22 01:59 ID:gekAz1Er
>>7
全6問で制限時間は80分

9 :名無し募集中。。。:03/01/22 02:03 ID:XFpNAPpl
>>8
ありがと

10 :名無し募集中。。。 :03/01/22 02:30 ID:zxW+dKU6
1の母でございます。
この度は、またしても息子がこのような発言をしてしまい、
皆様には大変ご迷惑をおかけしております。
不快な思いをさせてしまった事を深くお詫び申し上げます。
息子は幼い頃に父親を亡くし、そのショックにより内気で
陰気な子供になってしまいました。
そのせいか、小・中学校ではいじめにあっていたようです。
この年になるまで、恋人はおろか友達さえもいないようで、
話す相手といえばカブトムシだけ。
また、息子はまだ童貞のようです。
不憫に思いオナニーの仕方だけは教えてあげたのですが、
猿のように毎日毎日行為にふけるありさまです。
将来を大変心配しておりましたが、この2ちゃんねるという
サイトを知って以来、息子も少し明るくなったようです。
夕食の時には「今日○○板でね、ドキュソがさあ…」などと、
とても楽しそうに話してくれるのです。
少しは人間らしさを取り戻したかなと思っていたのですが…
確かに息子はクズで御座います。
40歳の今になっても分別をわきまえずすべてが幼稚です。
生きていても世の中の役に立つ事がない事も十分承知しております。
でも、決して悪い子じゃないんです。
どうぞ皆様、息子を暖かく見守ってやってくださいまし。
本当は小心な良い子なんです。
どうか温かい目、長い目で見てやってくださいまし。
よろしくお願い申し上げます。

11 :νかおりん祭り ◆KAORINj9sY :03/01/22 02:37 ID:zZgx5sX9
      ノノノハ)   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     从‘ 。‘从 < 新スレおめでとうございま−す♪
   = ⊂   )   \_______
   = (__/"(__) トテテテ

12 :名無し募集中。。。 :03/01/22 02:39 ID:mLKtO/N3
センター試験受けていたモーヲタは、
ドキドキして、試験どころじゃなかったナ。乙。

13 :浪人:03/01/22 03:37 ID:kK4Jung8
そうでもなかったけど

14 :名無し募集中。。。:03/01/22 03:46 ID:hMFj0SG0
俺もセンター受けたけど
まったく気づかなかった...
でもこの問題簡単だったよ。
モーオタありがとう

15 :名無し募集中。。。:03/01/22 04:04 ID:WrF9ll+h
マイコって誰なんだろ?

16 :名無し募集中。。。:03/01/22 07:04 ID:DL9wRYmW
>>15
福田明日香似のZONEのメンバー

17 :山崎渉:03/01/28 14:12 ID:Lb9JAYho
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉 

18 :名無し募集中。。。 :03/02/12 02:07 ID:NihArLZX
ここ氏んでますか?

19 :名無し募集中。。。:03/02/12 09:45 ID:7Un/YnEm
>>18
多分死んでますよ。つかってもいいに一票。

20 :書くよ:03/02/12 23:23 ID:NihArLZX
>>19
アリガトございます。短いお話を書かせてもらいます。
設定は去年の夏あたりです。古くてすみません。
当たり前ですがフィクションなので、
登場する名前等は実在のものと関係ありません。

21 :透明ヤグチ:03/02/12 23:25 ID:NihArLZX

あなたは、今流れているニュースを信じ過ぎてはいないか?
──それは誤った報道かもしれないのに。

自分の目でみたこと以外は信じるな?
──目の前に起こっている出来事ですら、誰かの演技かもしれない。

自分の脳以外に信じられるものは無い。
──そうだ。自分の目すら信じてはならない。
考えろ。考えるんだ。信じられるのは、自分の脳だけ。
目を閉じても物は見える。そう、毎夜見る夢のように。

──まてよ。果たして脳は真実を語るだろうか。
夢が真実でないことは明らかだ。
それどころか、今考えているこの脳自体、
外部からの電気刺激によって操作されかねない。

信じるべきは……何だ。

22 :ONE STEP:03/02/12 23:27 ID:NihArLZX
透明ヤグチ〜第1話・ONE STEP〜

矢口がナツコンで倒れた。
その噂は瞬く間に広まった。
ネットと言わず現実社会と言わず。
皆の心配をよそに矢口は平然としていた。

ラジオでも矢口は元気をアピールした。
続くナツコンでも矢口は元気そうに見せた。
誰がどう見ても矢口は元気である。
これらは信じるべき情報だ。
なにしろ、矢口自身が気付いてなかったのだ。
その「体」の変化に──。


「ねぇねぇ、矢口さん。お昼にやってるじゃないですか。
 NHKで。あれって、ひるどきニッポン列島なのかな。
 それとも、ひるどきニホン列島なんですかねぇ。」
「知るかよ!いいから寝ろ。」
「でも、気になるんですよねぇ。日本列島って漢字でしょ。」
「あー、もう!ニッポン列島なんじゃないの。」
「やっぱりそうですかね。石川もそう思うんですけどねぇ…。」
矢口は、席を立つ石川を横目に毛布をかぶった。

23 :ONE STEP:03/02/12 23:29 ID:NihArLZX
「安倍さん、安倍さん。どう思います。
 お昼にやってるじゃないですか…。」
「石川、お前ぇ!オイラに聞くだけ聞いといて何だよ!」
「だってぇ…。あ、見えてきましたよ、会場。」
ナツコンのバスはいつも華やかである。
女ばかり大勢集まっているのだから当たり前だ。

「うわぁー、おっきいなぁ。やっぱり地方はいいね。
 スタジアムの周り広いし。」
バスの窓からは、スタジアムとその周りに広がる田園風景が見える。
「そうだよね。なんかテントとか立っててお祭みたいだし。」
安倍と保田の言葉に、矢口も毛布を跳ね除けた。
「…ほんとだ。すっごーい。さすが田舎、チョウチョがいる!」
「え、どこどこ?」
「ほらぁ、いっぱいいるじゃん、スタジアムの周りに。」
「えー、矢口って目いいんだっけ。こっからじゃ分かんないよ。」
「何言ってんのって、なっち。いっぱいいるでしょ。なんか赤いのが。」
「…圭織、見える?」
「んーん。分かんない。近くに行ったら分かるんじゃない。」
「……みんな、目悪くなったんだね。年じゃない?」
「あんたも、そのうちオバちゃんって言われるのよ。」
徐々にスタジアムが大きくなっていく。
娘。たちはバスを降りる支度を始めた。

24 :ONE STEP:03/02/12 23:30 ID:NihArLZX
「すごーい。こんな広い会場がこの世にあったなんてー。」
「何言ってんの。でもホントよね。こんな所で歌えるなんて最高!」
近づいてみると、スタジアムは一層巨大である。
地面にめり込むかのようにそびえ立つスタジアムを目の当たりにし、
娘。たちは歓喜の声を上げた。
「2万人ほど入るんだってさー。」
「うっそ、まじでー!?」

ファンに見つからないように、バスを出たら素早く裏口から会場へ入る。
モーニング娘。ならずとも芸能人なら鉄則である。
毎度の光景だが、今日はいつもと少し違っていた。

「っていうか、矢口さん何やってるんですか?」
「見りゃ分かるでしょ。加護、お前良く平気だなー。」
矢口は一人、腕で顔を隠している。
「…何がですか?」
「だから、チョウチョだよ…。」

瞬間、空気が凍りついた。
矢口が何かを振り払っている腕は、明らかに空を切っていた。
しかも、矢口の表情はいたって真剣なのである。
メンバーは初めて矢口の異変に気付いた。

同時に、矢口も気付いたのだった。
自分の腕越しに見えるメンバーの表情が固まっていることに。
そして……さっきから脳裏をかすめてはいたが、
認めたくは無かった事実、
チョウチョはそこにはいないということに──。

25 :名無し募集中。。。:03/02/13 01:10 ID:caWJyLfk
おおっ、よさげですね。期待してます。

26 :ONE STEP:03/02/13 23:07 ID:50c6P+yi
──矢口さん、…矢口さん大丈夫ですか?
「…あ、あああ。大丈夫だって、マジで。」
「ホントですか?病院行った方がよくないですか?」
「う、うん。さっきはちょっと疲れてただけ…。」
あ、いけね。またぼうっとしてた。
矢口がそう思ったときには遅かった。
コンサートの控え室には沈黙が流れ、
メンバーの視線が全て矢口に集まっているのが分かる。
既に彼女達は、矢口がいつもと違っている事に確信をもっていた。
コンサート中も、ずっと矢口は呆けた顔をしていたのだ。
メンバーが心配するのも無理は無かった。

無理が無かったのは、矢口も同じであった。
リハーサル中もコンサート中は昼も夜も、矢口の都合に構わず蝶が飛ぶのである。
よっぽど疲れてるんだろう。矢口はうつむいた。

ただ、矢口にはおぼろげに腑に落ちないことがあった。
あの赤いチョウチョは、野外でしか飛ばないのだ。
精神の異常にも何か法則があんのかな…?
フフッ──
そう思うと、何だか馬鹿らしくて思わず笑いがこぼれた。
「…矢口さん、ホントに大丈夫ですか?」
狂気じみた笑いに、メンバーは不安な顔を見せた。

27 :ONE STEP:03/02/13 23:09 ID:50c6P+yi
「だから言ってんでしょ。もうチョウチョなんか見えないよ。
 朝、石川が言ってたひるどき何とかを思い出しただけ。
 何だよ、アレ。どっちでもいいじゃんか、ギャハハハ。」
「私にとっては、重要なんです!ひるどきニッポン列島の話
 誰かにするときに、困るじゃないですか。」
「そんな話しねーよ。しかもニッポンて言ってるし。」
「あー、でもねー。なっちにはちょっと分かるよ。
 なっちも、あの歌手の人、いるじゃん。トゥモロー歌ってた。
 あの人、岡本マヨか岡本マヤか未だに分かんなくて、
 オカモトマァって誤魔化すもん。」
「何だよ、それ。岡本真夜の話ももう誰もしねーよ。ギャハハハ。」
「あー、矢口さん、毒舌ぅ。」

矢口達の会話を聞いたメンバーは少なからず安心したらしく、
またそれぞれ話を始め、控え室はざわつきを取り戻した。

しばらくすると、矢口の目は一人の男に吸い寄せられた。
辻のそばに立っているメイクさんである。
男はしきりに辻のチークを落としているように見えた。
矢口がその男に見入ったのには理由があった。
普段コンサート後に、メイクを落としにスタッフが入ることは無い。
それに、辻がその男にあまりに無関心なのである。

28 :ONE STEP:03/02/13 23:14 ID:50c6P+yi
ただ、それらの理由は「あとづけ」であった。
矢口は、本能的にその男を見たのだった。
正確に言えば、その男のコートを──。

その男のコートは赤かった。
いや、赤いというのは表現するに一番近い色であり、
矢口は今日の今日までその色を見たことが無かった。
あの赤いチョウチョを見るまでは。
そう、男のコートはチョウチョと同じ色をしていたのである。

矢口がそのコートに見入っているうちに、
男は矢口の目の前まで歩を進めていた。
他のメンバーは男を全く気にしていなかった。
同じく、男も矢口の視線を、男の顔を凝視する矢口の目を、
全く気にしていなかった。
そして、男は矢口の頬にそおっと手を伸ばした。
「あ、あのぉ。失礼ですけど、誰ですか?」
その言葉に、ようやく男の視線は矢口のそれとぶつかった。
瞬間、男は目を見開き一目散に控え室を飛び出した。
「ちょ、ちょっと、みんな誰、あの人!?」
「えっ、…矢口?…誰のこと?」
またしても──
メンバーは、矢口が立ち上がった瞬間に倒れた椅子と
呆然とする矢口を交互に見るのみであった。

またしても、私にしか見えていない。
矢口はドアを指していた指をそっと下ろした。

29 :ONE STEP:03/02/13 23:16 ID:50c6P+yi
──矢口がすぐに病院に運ばれたのは言うまでも無かった。
ご丁寧にドアから出ていったあの男は、
以前に見た矢口の『死んだ祖母』の様に光を発していた訳ではなく
霊ではない、もっとはっきりしたものであった。
矢口はぼうっと考えながら、病院の廊下を歩いた。

眼科、放射線科、精神科、一度に回るのは始めてである。
最終的に通された診察室で、矢口に出された診断はこうであった。
「目には全く問題が無い。
 MRIからも、脳の視覚経路に異常は見られない。
 精神状態もいたって健全と思われる。」
そして、矢口は数錠の錠剤を処方された。
心を落ち着けるための薬──矢口にはそう説明された。

薬が効いたのであろうか。
東京に帰ってからというもの、あの男はおろか
赤いチョウチョも見なくなった。
当然と言えば当然の状態に戻ったのであった。
そして、矢口の中で一連の「事件」は幕を閉じた。
一方で何かが動き出している事に気付かぬまま──。


〜第1話・ONE STEP〜終わり

30 :書くよ:03/02/13 23:22 ID:50c6P+yi
>>25
アリガトございます。期待にそえるよう頑張ります。

31 :名無し募集中。。。:03/02/14 01:11 ID:RwFAD901
面白いっす。
続きキボンヌです。

32 :名無し募集中。。。 :03/02/14 08:45 ID:THL8PxCG
age

33 :名無し募集中。。。 :03/02/14 11:46 ID:E3EIw5iy
teaseの意味がわからんかった。
精進の必要ありか

34 :名無し募集中。。。:03/02/14 12:47 ID:ammetovI
小説スレからルーラしてきまつた。
透明ヤグチの作者さん、good job!!!。続きが気になるYO!

で、加護しく恥レスだが、センター試験にはKeiもいた訳だが。

35 :書くよ:03/02/15 00:55 ID:AtIEPlET
>>31>>34
サンクサです。がんばります。
>>32>>33
ここ、微妙に生きてます?とりあえず書かせてもらいます。
あと漏れも>>1やってみたけど、昔より読むスピード落ちてますた。

36 :ユデタマゴ:03/02/15 00:57 ID:AtIEPlET
透明ヤグチ〜第2話・ユデタマゴ〜

「どうですか、その後何か見える?」
「え、いや…。まぁ。大丈夫です。」
正直、ムッと来た。
「あの事」が終わりもう一週間ほどたっている。
矢口は「チョウチョ」も「男」も、
今では幽霊だったのではないかと考えている。
もう忘れかけていたことだ。
それなのに、この男は興味津々という目で、
まるで変人でも見るかのように笑って蒸し返したのである。
「そうですか。見えませんか。」
大体この男は何だろう。
ハロモニ。収録の合間に、矢口に唐突に話し掛けてきた男。
顔馴染ではない。短髪でメガネをかけた男である。
年の頃は22、3といったところか。新しいスタッフだろうか…。

「暑くありません?それ。」
矢口はなるたけ腹立たしさを隠し、他愛も無い会話を心がけた。
「これ?やっぱり暑いね。」
男は着ていた紺のコートの端を、ヒョイと持ち上げた。
じゃ、なんでそんなの着てんだ……。

37 :ユデタマゴ:03/02/15 00:59 ID:AtIEPlET
「矢口さーん。収録始まりますよー。」
「…ホラ、辻ちゃんが呼んでますよ。行かなきゃ。」
男に促され辻を一瞥した矢口だったが、
再び男をに向き直ると「あっ。」っと声を上げた。
矢口は「あの男」と再会した──。
ついさっきまで紺だったコートが、その色を赤く変えていたのだ。
「あ、あなた一体…?」
「ふふっ。僕と話していると、また病院行きですよ。」

「矢口さん、どうしたんですか?行きますよー。」
空中を見る矢口に、辻は小走りに駆け寄った。
矢口の頬を嫌な汗が伝った。
「辻ぃ、そこ見てみ。」
「うん?……どうしたんですか?何かあるんですか?」
「………。」
汗はあごのところで玉を作った。
「いや、何でもない…。ちょっと先行ってて。」
「え、…はい。」
辻は怪訝そうな顔をしたものの、また小走りで駆けていった。
その後ろをコートの男がスキップで追いかける。
「ちょっと待てぇい!」
「なんですか?」
辻は振り返って、キョトンとした表情を矢口に見せた。
「いや、あんたはいい…。」
矢口はガックリと肩を落とした。

38 :ユデタマゴ:03/02/15 01:02 ID:AtIEPlET
「僕を呼んだんですか?」
男はつまらなそうな素振りで戻ってきた。
「…あなた、一体誰なの?……お化け?
 それとも、オイラの頭の中の人?」
「やっぱ、辻ちゃんって可愛いよね。
 いや、もちろんヤグっちゃんも可愛いよ。」
矢口の質問などお構いなしといった感じである。
「もう。ちゃんと答えなさいよ!あんた誰よ!」
「さっき言った内のどちらでもないな。
 強いて言うなら後者のほうだが…。
 普通の人間だよ、僕は。」
「何で普通の人間が誰にも見えないんだよ!」
もともと、相手が正体の分からない男だけに
その口調は乱暴になる一方だった。
「見えてんじゃん。ほら。」
男は矢口の前でくるりと回って見せた。
「何でオイラ以外には見えないんだよ!」
「運命でしょ。」
「あーー!ムカつくわ、お前!」
のらりくらりとかわす男に、矢口の怒りは爆発した。

39 :ユデタマゴ:03/02/15 01:04 ID:AtIEPlET
「しー。みんな見てるよ。」
周りを見渡すと、4、5人のスタッフが
矢口のほうを不安そうに見ている。
「あ、はは…。えーっと、今日の台本ってこんなもんかなー。」
矢口はポリポリと頭を掻いて見せた。
「って、言うかホントにあんた誰?」
矢口は小声で男のほうに向き直った。
「あっ、いねぇー!」
男の背中は既に収録スタジオへ向かっていた。

「ちょっと、待ちなさいよー。」
「だってもう収録始まっちゃうでしょ。」
男のコンパスは割と大きいらしく、
矢口はトテトテと男のあとをついていった。
「そうだけど…、あんた私の質問に半分も答えてないでしょ。
 あんたといい、赤いチョウチョといい、何なのよ。」
「赤い………チョウチョか…。」
男は急に立ち止まると、真剣な顔で人差し指をくわえた。
「わっ、とと。急に止まんないでよ。」
「やはりな。君もバタフライが見えるんだな。」
「やはり?君も?…バタフライ?」
矢口の頭を疑問符が埋め尽くした。
が、収録時間はすぐそこまで迫っている。

幸い男は、撮影に臨む辻の姿に夢中になっている。
矢口はスタッフに促され収録を行うことにした──。

40 :書くよ:03/02/15 01:07 ID:AtIEPlET
今日はここまでです。

41 :名無し募集中。。。:03/02/15 01:41 ID:bGYqV2tU
狂気の書き方が素晴らしいですね。
夏目漱石『それから』のラストシーンを思い出しました。
がんばってくださいね。

42 :名無し募集中。。。:03/02/15 01:44 ID:KtMHjHGn
アンタ何者やねん、てくらいマジでおもろい。

43 :34:03/02/15 02:24 ID:Y/nyNsh+
更新乙です。
凄いひきこまれまつ。
あなた樣は一体何者ですか???
そいから前カキコでは、センターネタスマソでつ。

44 :43:03/02/15 02:28 ID:Y/nyNsh+
コメントが>>42と一緒の内容だった…逝っ(ry

45 :名無し募集中。。。:03/02/15 04:45 ID:YdxKs+7l

| | | | | | | | |   透   明   ヤ   グ   チ  | | | | | | | | |
∨                                   ∧
∨ プ ロ ロ ー グ         >>21      (02.12)  ∧
∨ 第 1 話 「ONE STOP」    >>22      (02.12)  ∧
∨                    >>26-29   .(02.13)  ∧
∨ 第 2 話 「ユデタマゴ」     >>36-39    (02.15)  ∧
∨                                   ∧
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |

46 :名無し娘。:03/02/15 23:37 ID:Mtk4rtie
ふふふ。。。見つけたぞ。
下のほうのスレッドに隠されている名作を発掘する楽しさよ。。。

ということで面白いです。ブックマークしますた。

47 :書くよ:03/02/16 01:40 ID:AL53YxUi
>>41-46こんなにレスがいっぱいで、泣くほど嬉しいです。いやマジで。
>>41学がないので夏目漱石は詳しくないですが、アリガトございます。
>>41>>42サンクサです。でも、漏れならホントに只者です。
>>45見やすいです。ありがとうございます。
>>46嬉しいです。けど、名作とは気が早すぎまふ。
長レススマソ。あとシリアスは苦手なので、そっち方面での期待にそえるか心配です。

48 :ユデタマゴ:03/02/16 01:43 ID:AL53YxUi
「はーい、お疲れ様でしたー。」
スタッフの声と共にメンバーが一斉にスタジオを出る。
「矢口ぃ、今から飯食いに行かんかー。」
「あぁ、裕ちゃん。ゴメン、今日はカンベン。」
ご飯なんか食べに行く気分になれる訳が無かった。
さっきからあの男が、辻の髪をスンスン嗅いでいるのだから。

「なんで他の人には見えないかなぁ。」
矢口の呟き声が聞こえたらしく、男は矢口の隣につけた。
「…さっき赤いチョウチョって言ったよね。
 やっぱし、僕のコートも赤色に見えるのかな。」
「赤じゃなかったら、何色だって言うのよ。」
「そうか…。……じゃあ、ちょっとずつ教えようかな。
 君にしか僕が見えない秘密を。それが今日ここへ来た目的でもあるからね。」
「えっ…。」
矢口は思わず普通のトーンで声を上げてしまった。
が、さっきからぶつぶつ独り言を言っているように見えるのか、
メンバーはたいした反応を示さなかった。


49 :ユデタマゴ:03/02/16 01:46 ID:AL53YxUi
オイラに教えるためって…、一体。
矢口の混乱はますます深まっていくのみだった。

「なぁ、矢口。飯食べに行かへんのって、その人と関係あんの?」
中澤の目線は明らかに、男の方に向けられていた。
「えっ、えええ!?…裕ちゃん、見えんの?」
「はぁあ?何言っとんの?」
「どうもはじめまして。そうなんですよ。
 ちょっと今日ラジオのことで矢口さんかりますね。」
男はしゃあしゃあと言ってのけた。
「あれ、ニッポン放送の方ですか?圭織知ってる?」
「ううん。初めて見た。」
「あー、そうですよね。この間まで地方で働いてたんで。
 申し遅れました、山田です。」
「え、えええ?」
急な展開に矢口の脳がついていける訳が無かった。
なにしろ、今度はあの男が見えているのだ。メンバー全員に。
いつの間にか、男のコートは紺色になっていた。

「じゃ、そういうコトで。矢口さん、焼肉でいいですよね。」
「あ、は、はいっ。」
矢口にできるのは、この男に着いて行くことだけだった。

50 :書くよ:03/02/16 01:50 ID:AL53YxUi
更新短くてスマソ。この時間に毎日更新予定です。
あと>>47の「>>41>>42サンクサです。でも、漏れならホントに只者です。
>>42>>43の間違えです。ゴメンなさい。

51 :名無し募集中。。。:03/02/16 03:19 ID:wXQRno0S
| | | | | | | | |   透   明   ヤ   グ   チ  | | | | | | | | |
∨                                   ∧
∨ プ ロ ロ ー グ         >>21      (02.12)  ∧
∨ 第 1 話 「ONE STOP」    >>22      (02.12)  ∧
∨                    >>26-29   .(02.13)  ∧
∨ 第 2 話 「ユデタマゴ」     >>36-39    (02.15)  ∧
∨                    >>48-49   .(02.16)  ∧
∨                                   ∧
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52 :名無し募集中。。。:03/02/16 03:20 ID:wXQRno0S
>>52 ↓透明ヤグチ
                                                                   
                                                             
                                                             
                                                                         
                                                                        
                                                                    
                                                                 
                                                                     
                                                                      
                                                                        
                                                                            
                                                                             



53 :ユデタマゴ:03/02/16 23:04 ID:AL53YxUi
それにしても変な気分だった。
今日会った男とこうして焼肉を囲んでいるのだ。
男は焼肉の油が飛ぶのを気にしてか、
眼鏡をはずして目を細めている。

「で、大体分かったと思うけど、今僕は『見えて』るよね。」
「はい。…でも、ニッポンほうその方だったんですね、山田さん。」
「はっ、んな訳ない。ウソだよ。ウソ。」
「はぁ!?じゃ、じゃあ…、あなたは?」
「それは言えない。まぁ、山田でも佐藤でも呼んでくれ。」
「はぁああ!?」
依然として全くつかみ所が無い男を前に、
矢口はここへ来たことを少し後悔していた。

「ヤグっちゃんは、バタフライが──僕はそう呼んでるんだけど、
 チョウチョが見えるって言ってたよね。」
やっと進みだした会話に、矢口はコクリと頷いた。
「で、そのチョウチョは他の人には見えない。んで、僕のコートが…。」
「チョウチョと同じ色ですよね。……だから他の人から見えない?」
矢口は答えを待つように、男の顔を凝視した。
にやりと笑うと男は口を開いた。
「ご名答。なかなか切れるねー。」
男の喋り方に、無性に殴りたくなるのを矢口はすんでのところで抑えていた。

54 :ユデタマゴ:03/02/16 23:07 ID:AL53YxUi
「…でも今、僕は『見えて』る。それは、このせい。」
男はバッと高らかに右手を上げた。
その手首にはリストバンドが巻かれていた。
おもむろに男がリストバンドを触る。
「あっ!」
すると、どうだ。みるみるうちにコートが紺から赤に変わった。
「…これで、僕は君にしか見えない。」
そう言うと、男はすぐにまたリストバンドを操作して紺のコートに戻した。
「ほら、もう肉焼けてるよ。」
ポカーンと口を開けている矢口に、男は焼肉を促した。
「えーっと、それで、まあこの服があれば透明人間になれるってトコかな。」
「でも、矢口には見えますよ。な、何で…。」
「それは、やっぱり運命としか言えないんだけどな。
 僕も、『これ』が見える人には、初めて会ったしね。」
その回答では、矢口の疑問は全く晴れなかった。
「一気に教えちゃうと面白くないからなぁ。じゃあ、ヒント。
 強烈な事件の後、その関係者の記憶はどうなるでしょうか。」
「えっ?」
「だからぁ…。……ま、今日はここまでにしときましょう。」
男は焼肉を口いっぱい頬張ると、すっと立ち上がった。

55 :ユデタマゴ:03/02/16 23:09 ID:AL53YxUi
「あっと、…いけね。忘れる所だった。」
男はどこからとも無く紙袋を取り出すと、矢口の隣に置いた。
「それ、ヤグっちゃんの分ね。」
「へ?」
「それさえあれば、どこでもフリーパス。
 遊園地も、博物館も、男湯だってね。」
ま、まさか──。
「ちょっ、山田さんって。コレってもしかして。
 ……こんなん置いてっても、矢口着ませんよ。」
「そんなコト言わずに、一度着てみ。ヤミツキだって。」
オ、オイラが透明に──?
信じられないことだが、さっきまで実際に見てきたことだ。
「じゃ、ここはごちそうさま。」
そう言うと、男は『赤い』コートを翻して行ってしまった。
当然の様に、周りの者は誰一人として男に気付かなかった。
「あっ、ちょっ………。ここ、オイラのおごりかよっ。」

焦げすぎた焼肉の匂いの中、矢口は呆然と山田のいた場所を眺めていた。
「透明になるコート…。」
矢口は紙袋を前にゴクリと生唾を飲み込んだ。
おそるおそる、指先で紙袋を開いてみる。
「……や、山田。コラーー!!」

『赤い』ビキニとストールがそこにはあった。


〜第2話・ユデタマゴ〜終わり

56 :書くよ:03/02/16 23:18 ID:AL53YxUi
>>52
んまい!!まさに透明ヤグチ。いいモノ見せて頂きました。
今日はここまでです。

57 :名無し募集中。。。:03/02/17 00:37 ID:QBkZM7Qs
おもろいです。ドキドキワクワクと笑いの入り交じるカタチ。

>「……や、山田。コラーー!!」
やぐの顔が浮かんできまつた。

58 :名無し募集中。。。:03/02/17 13:18 ID:zrFNxPPo

| | | | | | | | |   透   明   ヤ   グ   チ  | | | | | | | | |
∨                                   ∧
∨ プ ロ ロ ー グ         >>21      (02.12)  ∧
∨ 第 1 話 「ONE STOP」    >>22      (02.12)  ∧
∨                    >>26-29   .(02.13)  ∧
∨ 第 2 話 「ユデタマゴ」     >>36-39    (02.15)  ∧
∨                    >>48-49   .(02.16)  ∧
∨                    >>53-55   .(02.17)  ∧
∨                                   ∧
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59 :43:03/02/17 22:54 ID:C6udKWdi
フッフッフッ…漏れは一瞬透明になったようですな(w
書くよさん&山田グッジョブ!!!
( *^▽^)b

60 :書くよ:03/02/18 07:02 ID:zvDwbCRF
や、やっと繋がった。ということでネットへの接続がダメダメでした。
>>58>>59
いつも読んで下さってるみたいで、どうもありがとうございます。
>>57
そう言って頂けると嬉しいです。狙いは青少年文庫テイスト(?
重厚な文章が好きな方も、もう少しお付き合いいただけると
ニヤリとできると思いまふ。どうかひとつ。

61 :透明に:03/02/18 07:05 ID:zvDwbCRF
透明ヤグチ〜第3話・透明に〜

コンコンッ──。ガチャ。
「誰か、私の携帯知らない?」
マネージャーが楽屋のドアを開けて聞く。
「さぁ?…誰か知らない?」
「知りませんよー。」
飯田はメンバーに問いかけたが、みな首を横に振る。
「あれ?矢口の姿が見当たらないけど。」
部屋には矢口の姿がなかった。
ここ最近、矢口が楽屋から『姿を消す』ことが、しばしばあったのだ。

「トイレにでも行ったんじゃないですか。」
「あ、そう…。……携帯、どこ行ったんだろ。」
マネージャーは髪をクシャクシャとかき回すと、部屋を後にした。

ガチャン──。
ドアが閉まると同時に、辻と加護が顔を見合わせた。
「……やばいよね。」
「うん、やばいかもしんない。」
そう言うと、二人は楽屋を飛び出した。

62 :透明に:03/02/18 07:10 ID:zvDwbCRF
「おっ、ちょっ…、どこ行くんだお前ら!」
「あっ、矢口さん。ちょっと行ってきます。」
矢口の横をすり抜け、辻と加護は猛スピードで廊下を駆けていった。
「……何だ、あいつら。」

矢口が楽屋に戻ると、安倍が声をかけた。
「あ、矢口どこ行ってたの?」
「へへへっ、ちょっとトイレ…。
 今、凄い勢いで辻加護出てったけど、何?」
「知らなぁい。ところで矢口、マネージャーの携帯見なかった?」
「さぁ?なくなったの?」
「そうみたい。てか、矢口最近トイレ多いね。」
「そ、そう?…おばちゃんになったのかな。」


──実を言うと、矢口はまだあの透明の服を着てはいなかった。
目の前で実演されても、透明人間なんてどだい信じるに易くはないし、
それに、着てしまうとあの山田とか言う男の策略にはめられた気もする。
しかも、ビキニである。
簡単に着られる代物ではなかった。
が、やはり気になってしまうのはしょうがなく、
1日何度もトイレに入って紙袋からビキニを取り出しては眺めていたのだった。

「はぁああ、何やってんだろ、私。」
呟く矢口の顔を、安倍は怪訝そうに覗いた。

63 :透明に:03/02/18 07:12 ID:zvDwbCRF
バタンッ──!!
と、再び楽屋のドアが開き、肩で息をする辻と加護がそこにいた。

「ハァッ、矢口さん、ハァッ、聞いて下さい。」
「あのですね、携帯がですね、ハァ、ハァ。」
「な、何だよお前ら。落ち着けって。」
ゴクリとツバを飲むと加護は、矢口に耳打ちした。
「はぁ!?お前らがマネージャーの携帯なくした!?」
「シーーーー。声が大きいです。」
「はぁあ。…で、どこでなくしたの。」
「あのですね、玄関ロビーで携帯で遊んでたんですよ。
 で、そのまま置いてきちゃって──。」
「今見たら無かったんです。」
辻が言葉を添えた。
「玄関って……。お前らアホかー!!
 あれにはウチらの番号も入ってんだぞぉ!!」
「で、矢口さんにしか、こんなこと言えないなって……。」
「お前らなぁ……。まぁ、いいよ。探してやるよ、もう。
 その代わり、お前ら一週間オヤツ抜きな…。」
「えーーー。」
「えー、じゃない。ホントに無かったらどーすんの。」
矢口は、しぶしぶ玄関へ向かった。

64 :透明に:03/02/18 07:17 ID:zvDwbCRF
「無いねぇ。」
「無いなぁ。」
辻と加護は、ロビーのテーブルの下を覗き込む。
「はぁあ、しょうがないな。…ったく。あの、スミマセン。」
矢口は受付嬢に声をかけた。
「あのー、携帯の落し物なかったですか?」
「いえ、お預かりしておりませんが。」
「そうですか…。じゃあ、あのお子ちゃまがいる辺りに
 携帯とかって無かったですかね?」
矢口は、お尻を突き出してテーブルに潜る二人を指差した。
「ああ、それなら、さっき男の人が持って行きましたよ。」
「えっ?」
「あ、あの人です。ホラ、あの小太りの。」
受付嬢が指したのは、人でごった返す道路だった。
「うぉおおい!!どーすんだよ!」

ガンッ──。
「…あてててて。」
矢口の声に反応して、辻加護はテーブルに頭をぶつけたようだった。
外には多くの人が行き来している。
受付嬢が指した男は、今にも人の波に消えようとしていた。
「こんな人ごみの中、透明にでもならなきゃ出れねぇよ。
 ……透明にでもならなきゃ──。」
矢口は自分で言っておきながら、少しばかりのわざとらしさを感じていた。

65 :書くよ:03/02/18 07:22 ID:zvDwbCRF
とりあえず、ここまでです。

66 :名無し募集中。。。:03/02/18 07:59 ID:Vgwj7BGK

| | | | | | | | |   透   明   ヤ   グ   チ  | | | | | | | | |
∨                                   ∧
∨ プ ロ ロ ー グ         >>21      (02.12)  ∧
∨ 第 1 話 「ONE STOP」    >>22      (02.12)  ∧
∨                    >>26-29   .(02.13)  ∧
∨ 第 2 話 「ユデタマゴ」     >>36-39    (02.15)  ∧
∨                    >>48-49   .(02.16)  ∧
∨                    >>53-55   .(02.17)  ∧
∨                    >>61-64   .(02.18)  ∧
∨                                   ∧
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67 :透明に:03/02/18 23:30 ID:zvDwbCRF
矢口はトイレの個室で紙袋を開けると『白い』ビキニを取り出した。
そして自分の服を脱ぐと、一気にソレを身に着けた。
もう何度も触っていたため、スイッチの位置も分かっていた。
腰ッ──。
ビキニの横っちょを操作すると、
カチリと音がして一瞬でビキニが白から『赤』へと変わる。

でも、オイラは透明にならないんだよね、やっぱり。
矢口は自分の両腕を前に出して、まじまじと見つめた。
あとは…ストールッ──。

「ん……?ストールじゃなくてマント!?」
矢口がストールだと思っていた布は、
膝まではあろうかというマントであった。
しかしここまで来て引き返すわけにはいかない。
矢口はマントを広げ、肩からかけた。
これで、オイラは透明になってるんだよね…。
矢口は鏡の前で立ち止まった。
なにせ矢口の顔はもろだしで、ヘソも出ているのだ。
確かに山田もコートから顔を出してはいたが、いざ自分となると不安になる。
いつぞや、ダウンタウンの松本が言っていたように
顔だけ浮いているという状況になる可能性は大いにある。

ふぅう、よしっ──。
覚悟を決めると、矢口はズンッと重いトイレのドアを押した。

68 :透明に:03/02/18 23:32 ID:zvDwbCRF
「矢口さん、どこに行ったんだろうね。」

当たり前だが、驚いた。
誰一人として、矢口の姿に気付いていないのである。
受付嬢は、普段通り正面を向いて座っているし、
忙しそうに歩き回るスタッフも真っ直ぐ前を見ている。
辻と加護は携帯を探すのをあきらめたのか、椅子に座って足をパタつかせている。
そう、誰一人矢口の滑稽なマント姿に気がつかないのである。
矢口はまるで、一人離れた所で映画を見ているかのような錯覚に陥った。

「きっと逃げたんだよ、ウチらが必死で探してる間に。」
「そうだねー。いっつも口ばっかなんだから。」
──こ、こいつらー!!
呑気に話す辻と加護を怒鳴りつけようとして、ハッと気付いた。
ここで声を出したら透明になっているのがばれてしまう。
それ以前に、こんなトコで油売ってる場合じゃない。
矢口は、掲げた拳をそっと降ろすと、玄関へ向かった。

シュウウウウ。
自動ドアは矢口を認識するらしい。
いつになく、まじまじと自動ドアを見た後、
遂に矢口は外界への一歩を踏み出した──。

69 :書くよ:03/02/18 23:41 ID:zvDwbCRF
>>66朝早いでつね。レスサンクサです。続きは明日です。

70 :名無し募集中。。。:03/02/18 23:42 ID:Vgwj7BGK

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∨                                   ∧
∨ プ ロ ロ ー グ         >>21      (02.12)  ∧
∨ 第 1 話 「ONE STOP」    >>22      (02.12)  ∧
∨                    >>26-29   .(02.13)  ∧
∨ 第 2 話 「ユデタマゴ」     >>36-39    (02.15)  ∧
∨                    >>48-49   .(02.16)  ∧
∨                    >>53-55   .(02.17)  ∧
∨ 第 3 話 「透 明 に」      >>61-64   (02.18)  ∧
∨                     >>67-68  .(02.18)  ∧
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71 :名無し募集中。。。:03/02/19 03:13 ID:7qq8szZk
おっ更新されてる。がんがって

72 :透明に:03/02/19 23:10 ID:FJa6tKsV
外に出て、矢口は更に驚いた。
コレだけ大勢の人がいるのに、矢口にほとんどカスりさえしないのだ。
皆、矢口を見ることもなく、ただ前を見て歩いている。
にも関わらず、器用に矢口をよけて歩くのである。
──いったい何が起こっているの?
脳の処理能力を超えていると言わんばかりに、
目の前の光景は矢口にクラクラとした感覚を与えた。

頭をふるふると振ると、矢口は人の波を見渡した。
──とにかく、この中からさっきの男を見つけなきゃ。
矢口は人ごみをかき分け、
いや、かき分けることを要せず歩き出した。
モーゼの十戒──。
もしこの光景を見ることが出来たのならば、
誰もがこの言葉がを思い浮かべただろう。

「はぁ、はぁ……。いない。」
いくらよけてくれるとはいえ、いかんせん人が多すぎる。
そう簡単に一人を特定することができるわけはなかった。
「……だよね。見つかるわけないよね。
 何かもうみんな同じ人に見えてきちゃったよ。」
矢口の顔には諦めの色が浮かんだ。

73 :透明に:03/02/19 23:13 ID:FJa6tKsV
ちゃちゃちゃちゃちゃー。
そのときだった。
前の方から矢口の耳に聞きなれたメロディが飛び込んだ。
「『捨てないでよ』だっ!
 こんな着メロ、マネージャーしかいないっ!」
いきなりの着信に驚いたのか、矢口の目の先数メートルで
小太りの男が慌てふためいていた。
「みぃっけ!!」
にやりと笑うと、矢口は思いっきり駆け出した。

そして、
ズシュッ──。

助走をつけて放った矢口のカンチョーは、見事に男を捕らえた。
男はガックリと膝を着くと、携帯を手からこぼした。

「あのねー、人のものを勝手に持ってったらダメでしょー!」
「す、すみません。テレビ局見学してたら置いてあって…。
 あの、つい魔が差したんです……、あれ?」
男が振り向いたときには、矢口の姿は無かった。
とは言っても、矢口はれっきとしてそこに立っていたのだが。
「まったく。二度とこんな事しちゃダメですよ。」
「……誰だ。うっ、痛ってぇ。あっ、携帯がねぇ。ちくしょ。」
男は矢口の言葉を無視するようにその場を立ち去った。
「あ、コラ。ちょっと。」
反省した様子の無い男に矢口は憤慨したが、
いまだ携帯が鳴っていることに気付き画面を見た。

74 :透明に:03/02/19 23:16 ID:FJa6tKsV
加護亜依──。
画面にはそう表示されている。
「もしもし。加護、よくやった!」
『もしもし?──あれ、矢口さん?何で矢口さんが出るんですか?』
「お前なぁ……。まぁいいわ。
 ナイスタイミングで電話かけてくれてアリガト。」
『いや、どっかに落ちてたら着メロで見つかるかなって……。
 ナイスタイミングてなんですか?てゆーか、今どこですか?』
「あぁ、今な。外よ外……」
──くぅ、ふっふっふっ。
『えぇー、何で外にいるんですか?』
──ま、まさか、浣腸するなんて。ふふっ。

矢口の耳に、加護以外にもう一人の声が聞こえてくる。
「………。」
『あれ?矢口さん……?どうしたんですか?』
──あぁー、もうダメ。だぁはははは。か、カンチョーて。
「……や、山田。何してんの、こんなトコで。」
そう、矢口の目の前に現れたのは紛れも無く赤いコートの男だった。

75 :透明に:03/02/19 23:19 ID:FJa6tKsV
「ひさしぶり、ヤグっちゃん。」
「ひ、ひさしぶりじゃないでしょ。何してんすか!」
「いやぁ。口で説明するより実際に使ってもらった方が
 何が起こってるか分かってもらえるだろうと思って……。
 ずっと見てたのよ。すぐに男湯でも行くかなって思ってたのに、
 なかなか行ってくれないし、やっと使ったと思ったら、か、浣腸……。」
山田はそこでプッと噴き出した。
「………。」
「それにしても、そのビキニ。良く似合ってるよ。」
「あっ!!」
矢口はとっさに山田に背を向けた。
「ところで。どうだった…、『透明に』なった感覚は?」
「どうって…。面白くも何ともないよっ!
 これは辻と加護に頼まれて仕方なしに着て……」
「それは、分かってるよ。そうじゃなくて変な感じしなかった?
 『透明』っていうより……?」
「……『避けられてる』感じ…だった?」

しばらく矢口の目を見て、うん。と山田は首を縦に揺らした。
「じゃあ、今日の収録後にでもマントの秘密、見にくる?」
「えっ……。」

『おーい、矢口さん。聞こえてますかー?矢口さーん。』

矢口は、小さく頷いた──。


〜第3話・透明に〜終わり

76 :書くよ:03/02/19 23:25 ID:FJa6tKsV
>>70>>71
アリガトウございます。時々、読んでる人いるのかなって不安になりまふ。
そんな時は、1レスにすんげぇ励まされます。がんがります。

77 : :03/02/19 23:30 ID:QB5I8g+N
読んでるよ
毎日何回も更新チェックしてるよ

78 :名無し募集中。。。:03/02/19 23:55 ID:b7rfWjeR

| | | | | | | | |   透   明   ヤ   グ   チ  | | | | | | | | |
∨                                   ∧
∨ プ ロ ロ ー グ         >>21      (02.12)  ∧
∨ 第 1 話 「ONE STOP」    >>22      (02.12)  ∧
∨                    >>26-29   .(02.13)  ∧
∨ 第 2 話 「ユデタマゴ」     >>36-39    (02.15)  ∧
∨                    >>48-49   .(02.16)  ∧
∨                    >>53-55   .(02.17)  ∧
∨ 第 3 話 「透 明 に」      >>61-64   (02.18)  ∧
∨                     >>67-68  .(02.18)  ∧
∨                     >>72-75  .(02.19)  ∧
∨                                   ∧
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |


79 :名無し募集中。。。:03/02/20 03:18 ID:vVaYjCu9
今日初めて読んだ
オモロイからがんがれ>作者さん

80 :名無し募集中。。。:03/02/20 06:18 ID:HxLzO5el
書くよ氏の作品はいいね。

81 :名無し募集中。。。:03/02/20 14:17 ID:5lYrFzDd
いつも楽しく読まさせてもらってますよ!
がんがって下さい!!!
それからもうスレ違いになるのかもしれないが、
2001年度東京工科大の国語では、安倍、後藤が堂々と出ていますた。
芥川氏の物語だったが。芥川龍之介=モーヲタなのか?とその時思ったよ(w


82 :名無し募集中。。。 :03/02/20 14:46 ID:aDwYcr5g
かなり面白くなっていきそうです。
頑張ってください。
それと、なんだか既に悲しい予感がします。
そこら辺も楽しみです。

83 :書くよ:03/02/20 23:44 ID:eq2L7dMo
なんかレスせがむようなカキコしてしまってスンマセン。
>>77マジ嬉しいです。更新は基本的にこの時間帯だと思います。
>>78いつもアリガトウございます。
>>79サンクサです。短いお話ですが、しばらくお付き合いください。
>>80マイナーなのにそう言って頂けると嬉しいです。
>>81どうもです。試験に全て娘。が絡めばヲタ合格率上がりまくりスか。
>>82アリガトウございます。面白くなるようがんがります。

84 :What's You Gonna Do?:03/02/20 23:56 ID:eq2L7dMo
透明ヤグチ〜第4話・What's You Gonna Do?〜

「で、ココはどこなのよ?」
「いやー、ココが一番良かったのよ。角度とか。」
「だから、今から何しようって言うのよ?こんな所で?」
「飛ぶんだよ?あっちに向かってね。」
山田は崖の向こうを指差した。
矢口の顔に崖の下から風が吹き付ける。

「飛ぶって…、この夢半ばで諦めた鳥人間コンテストで?」
「人はそれをハンググライダーと呼ぶんだけどね。」
ガンッ──。
矢口はグライダーを蹴りつけた。
「どうせこれも、山田が作ったんでしょ。ほんとに飛ぶんかぁ?」
矢口は一層高く足を振り上げた。
「飛ばそうと思ったら、あまり蹴らないこったな。」
そう言うと、山田はグライダーを広げ始めた。

「詳しいことは、その時々で話すから。
 とりあえず、今からあのお屋敷に忍び込むよ。」
崖を降りたずっと先にはポツンと屋敷らしきものが見える。
この距離から見えるのだ、わりと大きな屋敷なのだろう。
「じゃ、行くよ。ヤグッちゃん、ちゃんとつかまってなよ。」
言いながら山田はリストバンドを操作して、コートを赤く変えた。
矢口も続いてマントを赤く変える。

矢口はしぶしぶ山田の腰に腕を回した。
二人が走り出すと、グライダーは風を集める。
ボバッ──。
白昼の太陽の下、赤いグライダーが崖を飛び立った。

85 :What's You Gonna Do?:03/02/21 00:05 ID:YaGPOwfs
「おわぁー、ホントに飛んだー!!」
矢口の頬を風が強く叩く。
「当たり前だよ。飛ばない布にしがみつくほどバカじゃない。
 これ作るのに何日かかったコトか。」 
「ふぅん。……つか、ちょっとこれ早や過ぎない?」
あっという間に崖下の森の上を、グライダーの影がかけ抜けた。
そうこうしているうちに、眼下にグングン屋敷が近づいてくる。
グライダーは高い塀をらくらくと越えると、敷地に侵入した。
屋敷内の日本庭園の上をグライダーは滑空する。
「……あれ?」
庭を見下ろす矢口の目に、たくさんの黒いスーツが映った。
「……今なんか、怖そうな人たちがいっぱい見えたんだけど。」
「まぁ、僕が予告状だしておいたからね。」
「予告状!?……あ、ちょ、ちょっと!前、前!!」

グシャァ──。
グライダーはスピードを落とさず障子を破って、派手に屋敷内に忍び込んだ。
「イテテテ。……で、これが予告状ね。」
山田はポケットから紙切れを取り出した。

──本日、名刀シメサバをいただきに参ります。怪盗ヤマダ

「はぁ!?何これ!って言うか何?この着地の仕方は!!」
「しーーー。」
山田は人指し指を立てながら、目で合図した。
視線を移すと矢口達を取り巻くようにして
明らかに『その筋』の方々と思しき輩達が立っていた。

86 :What's You Gonna Do?:03/02/21 00:08 ID:YaGPOwfs
「いやぁ、無名の怪盗相手にこんなに人数集めるとは。
 正直、予想外だったよ。よっぽど大切なんだね、その刀。」
「て言うかどーすんのよ!囲まれちゃってるし!!」
できるだけ声を押し殺して、怒鳴りつける。
「大丈夫、僕たちは見えてない。」
山田の声は呑気ではあったが、その言葉の通り怖そうなおじさん達は
突然破れた障子を不思議そうに見ているのみである。

「いい?ヤグっちゃん。君は今から、この刀を持って
 あの怖いおじさん達と同じ方向に走る。後は分かるね。」
山田は懐から刀を取り出し、矢口に渡す。
「刀!?怖いおじさんと一緒に走る?」
「大丈夫、スイッチをオンにしてたら誰も気付かない。」

そこまで言うと、山田は立ち上がり矢口を置いて庭へ出た。
そしておもむろにリストバンドのスイッチを操作する。
応じてすぐに、コートは紺色に変わった。
「ちょ、何スイッチ切ってんのよ!」
すうううぅ──。
山田は、大きく息を吸い込んだ。
「バーカ、バーカ!!もう刀は盗んじゃったもんねー!!」

87 :What's You Gonna Do?:03/02/21 00:15 ID:YaGPOwfs
その言葉は、一瞬にして全ての視線を山田に集中させた。
「何だオメーはよぉ!!」
すぐに怖いお兄さんのうち何人かは、山田に向かって庭へ出て行った。

「ごー。」
矢口と視線がぶつかると、山田はアゴで合図した。
「おい、お前ぇーら。」
部屋に残っていた男たちは、廊下の方へ向かおうとしている。
「まったく、何してんのよ。山田のヤツ。
 えーーと、とりあえずこの人たちに着いていくのよね。」
矢口はマントの中に刀を隠ししっかり握り締めると、
訳も分からないまま男に着いていくことにした。
「なっ、消えやがったぞ。どこ行った!!」
背中に怒号が圧し掛かる。
きっと山田がコートのスイッチを入れたのだろう。

「はぁ、はぁ。案外重い……この刀。」
半ば引きずる形で刀を持ち、廊下を歩く。
怖いおじさんの背中をひたすらつけていくと、
おじさんたちは小さな床の間に入っていった。
「ふぅう。あそこがゴールか。……げ!!」

なんと、床の間へ入ったと思ったおじさんたちが
踵を返して出てくるではないか。
「おめーら、ウソだウソ!!刀はやっぱり盗まれてねぇぞ!!」
「ふざけやがって、ひっつかまえんぞ!!」
怒りの形相を示したおじさん達は、その数も五、六人に増えていた。

88 :What's You Gonna Do?:03/02/21 00:19 ID:YaGPOwfs
「うわぁあ、こっち来るー!」
廊下いっぱいに広がってやってくるおじさん達と、
矢口の衝突は避けられそうにもなかった。

「う…。ま、まさか。」
矢口は、自分の手に握られている刀に目を落とした。
「山田が言ってた、後は分かるねってのは……。」
これで、この人たちをヤっちゃえってこと!?
そ、そんな。こんな可愛い乙女に血生臭いことをなすりつけて、
自分は悠々と刀を盗み出すって……。
「で、できない。そんなこと……。」
そんな矢口の悩みなどお構いなしに、おじさん達は迫ってくる。

そうだ!鞘に入れたまま殴っちゃえば。
……ダメか。相手は大人だし、こっちは女の子。勝ち目ないよね。
いや、向こうは私が見えない。それに多分、この刀も……。

矢口はマントから刀を出して鞘に収めたまま構えた。
おじさん達は刀に構わず、矢口の目の前まで迫ってくる。
イケるっ!!
矢口は左手で柄を、右手で鞘を握ると、刀が鞘から抜けないよう力を込めた。
そして刀を相手の顎めがけ、目いっぱい振り上げた。

矢口も、山田も、刀も誰にも見えていない。
矢口は刹那の間あの時のことを思い出した。
山田にコートの秘密を教えてもらった時のことを──。


〜第4話・What's You Gonna Do?〜終わり

89 :書くよ:03/02/21 00:23 ID:YaGPOwfs
ここまでです。もしかすると明日は更新できないかもしれません、申し訳。

90 :名無し募集中。。。:03/02/21 02:26 ID:QU0e0j4G

| | | | | | | | | | | | |  透   明   ヤ   グ   チ  | | | | | | | | | | | | |
∨                                         ∧
∨ プ ロ ロ ー グ               >>21      (02.12)  ∧
∨ 第 1 話 「ONE STOP」          >>22     (02.12)  ∧
∨                          >>26-29   .(02.13)  ∧
∨ 第 2 話 「ユデタマゴ」            >>36-39    (02.15)  ∧
∨                          >>48-49   .(02.16)  ∧
∨                          >>53-55   .(02.17)  ∧
∨ 第 3 話 「透 明 に」           >>61-64    (02.18)  ∧
∨                          >>67-68   .(02.18)  ∧
∨                          >>72-75   .(02.19)  ∧
∨ 第 4 話 「What's You Gonna Do?」    >>84-88    (02.21)  ∧
∨                                         ∧
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |


91 :名無し募集中。。。:03/02/21 02:31 ID:iEV7ezev
更新キター
もしや第4話は知念の曲?実にタイムリー。


92 :名無し募集中。。。:03/02/21 16:42 ID:3NdNCw0C
>>91センチメンタル南向きじゃないのか?

更新乙カレーでつ。

93 :書くよ:03/02/22 23:34 ID:GH3LUdqN
>>90アリガトウございます。もう10日経ったのか。
>>91>>92
サンクサです。残念ながら知念は知りません。
>>92さんの言うとおり、一応センチメンタル南向きを意識しました。

94 :赤い記憶:03/02/22 23:36 ID:GH3LUdqN
透明ヤグチ〜第5話・赤い記憶〜

『この名刀シメサバは我が家に代々伝わるものでねぇ。』
『さぁ、このお宝のお値段はいくらっ!!』
山田は不愉快そうにテレビを一瞥すると、矢口に手招きした。
「ほら、こっち来て。」
「でも…。」
「大丈夫、誰も気付きはしないよ。」
矢口は、辺りをきょろきょろ見回した。
二人は大学病院の待合室にいた。
病院の中を赤いコートとマントがひらりひらりと舞う。

──五分程歩いただろうか。
いつの間にか外来棟を離れ、大学の研究棟に入ったことを雰囲気が伝えた。
「ちょうど今日は彼女が来ているはずなんだ。」
山田はいくつもある部屋のうちの一室の前で立ち止まると、ドアノブに手をかけた。
ガチャリ──。
静かにドアが開く。
楽しげに笑う女性の笑顔が、目に飛び込んできた。
女性に向き合って座る男性の背中も見える。
この光景が何を意味するのか。
それを考えることもなく、矢口はただ立ち尽くしていた。

「無視って分かる?」
山田は急に矢口に耳打ちした。
「えっと……?」
「多分、今君が想像したものとは少し違う。」

95 :赤い記憶:03/02/22 23:38 ID:GH3LUdqN
山田は静かに部屋に入ると、おもむろに女性の左側に立った。
山田が頷くのを確認して、矢口がそれに続く。

「いい?今からせーのでスイッチを切るよ。よーく見てて。」
矢口が隣についた瞬間、山田は言った。
「え!?」
有無を言わさず、山田はリストバンドに手をやる。
「せーの。」
矢口達はほぼ同時に、二人の前に『現れた』。

「な、何だ君たちは!ど、どこから入ってきた!!」
突然目の前に現れた不審者に、男は仰け反った。
「え、えーとですね…オイラたちは、その……。」
矢口は山田に目配せする。山田はにやりと笑い、言った。
「……スイッチィ、オン。」

再び矢口達の着衣が赤く色を変える。
「なっ!?消えた?ど、どこに行ったんだ。」
「どうしたんです、先生。」
「い、今ここに!……いや、何だったんだ今のは。」
疲れているのか。先生と呼ばれた男はそう言って頭を振った。

未だ顔色のすぐれない男を横目に、矢口達は部屋を出た。
廊下に出ると山田は矢口の顔を覗き込む。
「どう、分かった?」
「どうって、凄く慌ててたけど……。
突然人が現れたら、普通びっくりするでしょ。」
「そこじゃないんだな…。ポイントは女の人の方。
 ずぅっと僕たちが見えていなかったでしょ。」
「え……。」
「僕たちが『現れて』も、その存在に気付いてなかった。」
確かに、女性は慌てた様子を見せなかった気がする。

96 :書くよ:03/02/22 23:39 ID:GH3LUdqN
今日はここまでです。

97 :名無し募集中。。。:03/02/22 23:51 ID:r2HPweM7

| | | | | | | | | | | | |  透   明   ヤ   グ   チ  | | | | | | | | | | | | |
∨                                         ∧
∨ プ ロ ロ ー グ               >>21      (02.12)  ∧
∨ 第 1 話 「ONE STOP」          >>22     (02.12)  ∧
∨                          >>26-29   .(02.13)  ∧
∨ 第 2 話 「ユデタマゴ」            >>36-39    (02.15)  ∧
∨                          >>48-49   .(02.16)  ∧
∨                          >>53-55   .(02.17)  ∧
∨ 第 3 話 「透 明 に」           >>61-64    (02.18)  ∧
∨                          >>67-68   .(02.18)  ∧
∨                          >>72-75   .(02.19)  ∧
∨ 第 4 話 「What's You Gonna Do?」    >>84-88    (02.21)  ∧
∨ 第 5 話 「赤い記憶」           >>94-95    (02.22)  ∧
∨                                         ∧
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |


98 :名無し募集中。。。:03/02/23 17:35 ID:zjudFgf7
(〜´◇`)<カリスマアイドル!

99 :赤い記憶:03/02/23 23:23 ID:63JOM9xn
「彼女は半側無視の患者なんだ。」
「反則……?」
「見てる物の半分っ側が見えない。左半分だけがね。」
そう言うと、山田は自分の右手で頭をつついた。
「右の頭頂葉に梗塞が起きると、時々こういった症状が出る。
 実際には見えないわけじゃないんだが、左側で起こる出来事に
 関心を示さなくなるんだ。」
「関心を示さない……。」
「そう。目や、脳のほかの部分は正常だから『見えては』いる。
 ただ、見た映像の空間を認識する部分が上手く働かず、
 結果、彼女は左に『かなり』無関心になるんだ。」

矢口は山田の言っている意味を理解できずにいたが、
それ以上になぜ山田がそんな説明を始めたのか見当も付かなかった。
お構いなしに山田は続ける。
「彼女は、顔の左側にメークをすることはないし、
 花の絵を描いてもらえば、花びらは全て右側につく。
 左から声をかければ、グルリと右を向いて振り返るだろう。
 なぜって、彼女に『左は存在しない』のだから。」

「でもそれが……。あっ!……それが、私達が消える理由?」
「そういうこと。君も一度、頭を打つとかしてるんじゃないかな。」
「ちょ、ちょっと待って。理由は良くわかんないけどさ、
 もしそうだとして、何で私達のことが見えなくなるの。
 私達の脳に異常があるんなら、私達『が』誰か『を』
 見えなくならなきゃおかしいじゃない。」
じゃないとすると、みんなの頭がおかしくて私達が見えない……?
どちらも筋が通っているようでどこか変だ。矢口は混乱した。

100 :赤い記憶:03/02/23 23:26 ID:63JOM9xn
「そう、そこなんだ。鋭い所をつくね。さすがヤグっちゃん。
 ただ、実際僕達が消えるわけじゃない。消えるのはマントだ。
……じゃあ、今度は発想を逆転させてみようか。」
山田は嬉しそうな顔を作ると、矢口に掌を見せひらひら裏返した。
「…そう。脳に影響が出たせいで見えないはずの色が見えてしまった。
 本来人間は見ることの出来ない色が。」
「あっ!!」
その言葉にパズルがピッタリはまるように合点がいったが、
矢口の頭には既に次の疑問が浮かんでいた。
「……でも、私、病院での検査じゃ脳に異常はないって。」
「視覚経路に関しては……でしょ。問題は『記憶領域』なんだ。」
そう言うと山田は、頭の横っちょをとんとんと叩いた。
「記…憶。」
「前に焼肉屋さんでいったと思うけど、
 強烈なショックの後、その人の記憶はどうなるか。
 ──正解。その記憶を封印してしまいます。」
「記憶を封印……。赤い色が、その記憶?」
「ずぅっと昔のね。まだ人間が人間まで進化してなかった頃。
 人類は太古の昔、絶滅の縁まで追いやられていたんだろう。
 おそらく、この色素を持った微生物か何かにね。」
山田は、赤い色を呈するコートの端をつまんだ。

101 :赤い記憶:03/02/23 23:30 ID:63JOM9xn
「そして、激しい戦いの末、人類はその微生物に対する
 カウンターアタックとしての抗体を手に入れた。
 無論、微生物のほうもヤラレっぱなしじゃないから
 進化していく中で、その形を変えていっただろうけどね。」
山田は続けた。
「やがて、微生物はその色素を持つものと持たないものに分かれた。
 人類は色素を持つものに完全に打ち勝ち、
 その微生物は人間に関与せずに生存していく道を作り出した。
 危機を回避した人類は、その記憶を恐怖とともに脳の中にしまいこんだ。
 まぁ、僕は学者じゃないからあくまで憶測だけどね。」
そこまで言うと、山田はおもむろにリストバンドを操作した。
赤だったコートはたちまちの内に紺色に変わる。
いつの間にか矢口達は、病院の出口まで来ていた。
話に夢中になっていたため気付かなかったが、
会話をしながらかなり歩いていたのだった。

「今でも人間は、ものを見るときに
 反射的に映像とその記憶を照会するんだ。
 そして、赤い色を無視してしまう。
 僕達の様にある記憶領域に障害を持つ者以外はね。
 まぁ、開発によってバタフライ自体は田舎に追いやられたみたいだけど。」
山田は付け足した。
「それと、僕にはバタフライやコートは赤く見えない。
 まだ少し記憶が邪魔をするのか、ひどく気持ちの悪い色に見えるよ。
 君が赤いチョウチョといった時は、ホントに興味深かったね。」
人ごみの中、姿を現した二人を特別気に留めるものはいなかった──。


〜第5話・赤い記憶〜終わり

102 :書くよ:03/02/23 23:39 ID:63JOM9xn
>>97>>98どうもです。カリスマアイドル!!
一応注釈すると、半側無視は実際にある症例で
その表現型はさまざまらしいです。
一方、特定色無視(勝手につけた)は漏れの想像の産物であり、
半側無視との間に何の関係もありません。

103 :名無し募集中。。。:03/02/23 23:40 ID:sdeAj3A7

| | | | | | | | | | | | |  透   明   ヤ   グ   チ  | | | | | | | | | | | | |
∨                                         ∧
∨ プ ロ ロ ー グ               >>21      (02.12)  ∧
∨ 第 1 話 「ONE STOP」          >>22     (02.12)  ∧
∨                          >>26-29   .(02.13)  ∧
∨ 第 2 話 「ユデタマゴ」            >>36-39    (02.15)  ∧
∨                          >>48-49   .(02.16)  ∧
∨                          >>53-55   .(02.17)  ∧
∨ 第 3 話 「透 明 に」           >>61-64    (02.18)  ∧
∨                          >>67-68   .(02.18)  ∧
∨                          >>72-75   .(02.19)  ∧
∨ 第 4 話 「What's You Gonna Do?」    >>84-88    (02.21)  ∧
∨ 第 5 話 「赤い記憶」           >>94-95    (02.22)  ∧
∨                          >>99-101  (02.23)  ∧
∨                                         ∧
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |


104 :名無し読者:03/02/24 00:29 ID:N7BXG1oy
うぅ、難しいっすね。でもおもろいです。
書くよさんの才能に拍手。

105 :書くよ:03/02/24 23:43 ID:iDCSEbFg
>>103いつもアリガトウございます。
>>104サンクサです。ここが一番書きたかったんで。
下手すりゃ出オチのお話でした。
ということで、今日で最終更新です。

106 :not transparent just invisible:03/02/24 23:44 ID:iDCSEbFg
透明ヤグチ〜第6話・not transparent just invisible〜

ガスッ──。
鈍い音がして、男は宙を舞った。
そのまま、やすりでもかけるように男の体は廊下を舐めた。
勢いよく歩いていた不意を突かれたのである。
鞘に収めたままで殴ったとはいえ、その攻撃力は絶大だった。

「ええっっと……。えいっ!!」
矢口は振り上げて勢いのついた刀を、隣の男に打ち下ろした。
またも、鈍い音の後に男が倒れこむ。
間髪いれず、矢口は鞘を掴んだ右手を後ろに引くと、
反動をつけて勢いよく前に押し出した。
ミシッ──。
刀はスネをとらえて、また一人が床に膝をついた。

「な、なんだ!?何かいるぞ!!」
「まて、足跡があるっ!」
「さっき文太が、消えたとか何とか言ってたな。」
「ま、まさか…。さっきの野郎、透明人間……。」
矢口は足の裏を見た。
そういや土足だったっけ……。

107 :not transparent just invisible:03/02/24 23:46 ID:iDCSEbFg
「と、とにかく攻撃あるのみ!」
矢口の刀は、男のみぞおちを突いた。
「ぐえっ。」
声をあげて、男が倒れる。

「あと二人ッ!!」

──と、矢口は刀を振り上げたまま固まった。
「オ、オイラはか弱い女の子ですよ……。そんな物騒なもの。」
そのまま矢口は二、三歩あとずさる。
脂汗を流しながら、その筋の方の一人が構えたのは短銃だった。
「な、何か聞こえたか?」
「……いいや、分かんねぇ。とりあえずぶっちまえ。」
男たちに見えるわけもなかったが、矢口は両手を挙げた。
「撃つったってどこをだ……。」
「廊下は狭いんだ。見えねぇんなら、廊下中ぶちゃいいんだよ。」
そうだな。と言うと、恐怖と殺気の入り混じった目で、男は狙いを定めた。
「こ、殺される!」
矢口は、身じろぎすらできなかった。

が、次の瞬間矢口はその場で目を閉じた。
……き、きっと大丈夫──。
多分…狙えば狙うほど、あの人はオイラを『無視してしまう』。

108 :not transparent just invisible:03/02/24 23:48 ID:iDCSEbFg
ボスッ。ボスッ。チューン──。

弾は見事に二発、壁を貫いた。
そして、一発は柱に当たり跳弾が矢口の髪をかすめた。
「………っ!!」
矢口は全速力で奥の床の間に逃げ込んだ。
「ひぃぃぃぃ。怖いよぉ、お母さーん!」

「当たったのか……?」
短銃を持つ男の手は、『意識せずに』壁を向いていた。
「いや、分かんねぇ。逃げたかも知れねぇ。」
廊下からは、さっきの男達の声が聞こえた。
身を竦める矢口をよそに、怖い人達は外へ出て行ったようだった。
「ううぅぅ。……アレ?」
べそをかく矢口の目に床の間の刀が映った。
名刀シメサバ……?
矢口は、自分の手の中の刀を見た。
床の間の刀と恐ろしいほど良く似ている。
「……そういうことか、…えぐっ。」

109 :not transparent just invisible:03/02/24 23:50 ID:iDCSEbFg
矢口が外に出ると、山田はあぐらをかいて漫画を読んでいた。
無論、コートは赤色になっていたが。

「どこ行ったコラー!出てこいや!!」
怒号が響く中、山田は矢口に気付くと落ち着いて言った。
「おかえり。じゃ、帰ろうか。」
「アホー!めちゃくちゃ怖かったんだかんなー!!」
「いやぁー、それは僕もだよ。いきなり切りかかってくるとは
 思わなかったから。ホラ。」
山田の足元には、10センチ四方ほどのコートの切れ端が落ちていた。

「………。はい。これでしょ、刀。何に使うのさ。」
矢口は、刀を山田に放り投げた。
「おっと。ありがとう!
 いやぁ、一度こんな風に怪盗をやりたかったんだよね。
 スリル満点だったでしょ。」
「……それだけ?それだけの為に死にかけたの、オイラ……。」
「アレ、面白くなかった?ルパンみたいだったでし……グフゥッ。」
言い終わらないうちに、矢口の拳は山田の腹部にめり込んだ。
「コートを剥がないだけありがたいと思ってよ。」
矢口は山田を置いて屋敷を後にした。


〜第6話・not transparent just invisible〜終わり

110 :エピローグ:03/02/24 23:56 ID:iDCSEbFg
──あっ、それって!!
翌週、矢口は意外な所でシメサバと再会を果たした。
「ふふふ。見事だろ、真里。
 これはな、俺のじいさんが若い頃騙し取られた刀の模造刀なんだ。
 昔話をしたら、気の利く青年がわざわざ作ってくれてな。」
矢口の伯父は自慢気に刀をかざした。
「……模造刀?」
「ホンモノだったらこんな置き物なんて真っ二つさ。」
そう言うと伯父は、木彫りの熊めがけて刀を振り上げた。
「わ、ちょっとたんま!あーー!!」
伯父の家には矢口の叫び声と、二つに分かれた木彫りの熊が残った。


「赤いコートのことは大体分かった。
 でもそれ売ったら大金持ちになれるんじゃない?」
街の中を二つの赤い影がすり抜ける。
「そんなことしたら、みんなにバレちゃうでしょ。
 そんなの全然面白くないからね。
君みたいに僕が見える娘といっしょにバカやるほうが面白いじゃん。」
「オイラつきあわないよ、山田のバカには。
 ……で、結局あんたはホントは誰なのさ?」
「んー、やっぱしそれは言わないでおこ。
 まぁ、山田でも佐藤でも神崎でも
 好きに呼んでくれたらいいよ。ヤグっちゃん。」

最近、矢口はフッと楽屋から消えることが多くなった。
メンバーは、トイレが近くなったのはオバさんの証拠だと言う。

そんなことにはお構いなく、赤いチョウチョは今日も悠々と空を舞っている──。


透明ヤグチ 終わり

111 :書くよ:03/02/25 00:02 ID:oiHIen/O
というわけでおしまいです。
果たしてこの文章はあなた以外にもちゃんと見えてますか?
だれかに読ませて確認してくだはい(宣伝)。おそまつ。
コマギレ更新だったので、もいちど通して読んでもらえると嬉しいです。
あと、感想等ありましたらどうか一つよろしくお願いすます。

112 :名無し募集中。。。:03/02/25 00:08 ID:+SuMCRyQ

| | | | | | | | | | | | | 透   明   ヤ   グ   チ | | | | | | | | | | |
∨ プ   ロ   ロ   ー   グ     >>21      (02.12) ∧
∨ 第1話「O N E   S T O P」    >>22     (02.12) ∧
∨                        >>26-29   .(02.13) ∧
∨ 第2話「ユ  デ  タ  マ  ゴ」     >>36-39    (02.15) ∧
∨                        >>48-49   .(02.16) ∧
∨                        >>53-55   .(02.17) ∧
∨ 第3話「透     明     に」    >>61-64    (02.18) ∧
∨                        >>67-68   .(02.18) ∧
∨                        >>72-75   .(02.19) ∧
∨ 第4話「What's You Gonna Do?」     >>84-88    (02.21) ∧
∨ 第5話「赤   い   記   憶」   >>94-95    (02.22) ∧
∨                        >>99-101  (02.23) ∧
∨ 第6話「not transparent just invisible」 >>106-109 .(02.24) ∧
∨ エ   ピ   ロ   ー   グ     >>110     .(02.24) ∧
| | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | | |


113 :ななし:03/02/25 06:33 ID:TQPhvZrC
山田は結局何者なんすか?

114 :出会いNO1:03/02/25 06:35 ID:hU6P5nB0
http://asamade.net/cgi-bin/pc_i_j_ez-index.cgi
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115 :名無し募集中。。。:03/02/25 07:10 ID:398D3fHs
オツカレー面白かったよ

116 :名無し募集中。。。:03/02/25 12:02 ID:mr1oYMh7
お疲れ様でした。かなり面白かったっす。
変身アイテムを手に入れた(〜^◇^)がいろんな事件を解決する、
なんか少年少女向けアニメ的な期待をさせるネタと思いましたね(w
見えないけれど、ある意味、変身少女なわけで(w

あとちょっとわからなかったのは山田君ですかね。
それにラストのオチと山田君との関係とか。

117 :名無し募集中。。。:03/02/25 23:32 ID:2s07JsPd
うん、なかなかシブイお話でした。
痛くもなく、萌えもせず、エロも無し。
純粋にアイデアと文章力だけの勝負。
書くよ氏の次作にも巡り会いたひ今日この頃。

もっと続きが読みたいよーな気もしますが、
ここで終わらせたのは正解なのかも知れませんね。

118 :名無し募集中。。。:03/02/26 00:34 ID:NwX30X0i
とりあえずはお疲れさまですた。
>>117とは意見が違い、この設定なら透明ヤグチ2を期待。
>>116とは意見が一致し、楽屋のお菓子連続盗難事件とか、
ストーカーさんの魔の手からメンバーを守るとか身近な問題にヤグチが
立ちむかってほしいっす。

119 :書くよ:03/02/26 02:11 ID:X8r2SyMP
>>112最後まで付き合ってくださって、どうもアリガトウございますた。
>>113何らかの理由で、脳に異常をきたした(記憶領域だけど)一ヲタじゃないんすかね。
>>114トバルNO1
>>115サンクサです。素直にウレスィです。
>>116アリガトござます。少年少女向けに科学が入ると、なんかワクワクしませんか。
あと、ラストはチョト薄かったですかね。反省。
>>117痛い系、萌え、エロ、続編。全て悩んだトコなんですが、アイディアを優先しました。
文章力に問題があるため、なかなかアイディアを肉付けられなかったけど。
でも、娘。小説には萌えは必須ですな。次書くときあれば萌えを中心に考えまふ。
>>118そうスね。今回娘。色が薄かったですもんね。
ただ、これで続編となるとやっぱアイディアが先行して、山田との記憶障害の程度の違いにより
山田に見えないものまで、矢口には見えるみたいなネタにしちゃいそうです。

120 :書くよ:03/02/26 02:22 ID:X8r2SyMP
見えてるのに気付かない。てのは、今までの透明人間より強い。
しかも、胡散臭い科学論で現実化できそう。漏れって天才。
と、夢にまで赤いコートが出てきたりしたのですが、何かが少しでも伝わったならウレスィです。

書き終わってから長々とすみませんでした。
最後に、感想を書いてくれた皆さん、ROMしてくれた皆さん、どうもアリガトウございました。
宣伝「来世のあの娘。とどっきんこ(w」「ののロボのある生活」
というのも書いてます。稚拙な文章ですが、興味があればどうぞ。

121 :名無し募集中。。。:03/02/26 04:44 ID:R6QgD7n1
>>120 ドコででつか?
今からググってみまつ。

122 :121:03/02/26 06:30 ID:R6QgD7n1
両作共読んできますた。
萌えますた!

123 :書くよ:03/02/27 00:12 ID:1S/ni/UZ
>>122アリガトウございます。

124 :名無し募集中。。。:03/02/27 21:57 ID:TO9ouVs2
書くよタンはヤグヲタなの?石ヲタなの?

125 :書くよ:03/02/28 00:30 ID:di15F7yJ
>>124……ののヲタ。でも全員僅差なのでモーヲタ。

126 :名無し募集中。。。:03/03/01 18:36 ID:AfXszYdI
>>125 同志!!漏れも全肯定ののヲタ

127 : :03/03/07 00:48 ID:PxaiLYQ5
ho

128 :MASTER:03/03/09 13:23 ID:YsonwyWo
>書くよさん
今日一気に読みました!
何となく覗いてみたこのスレにこんな名作があるとは!w
透明人間ネタも、ここまで科学的な説明が入ると無理なく読めます
書くよさんのアイディアと文章力に感服です!
続編、もしくは次回作、期待して待ってます!
良い作品を読ませていただき、ありがとうございました!
>>125,>>126
俺も同志ですw
長文すみません!

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